LOVE★sick
そんな優姫だから、あたしの親友を務まるのかもしれない。
理想が高すぎって何度も言われた事があった。
でも優姫だけは、夢見るのはいいんじゃない、って感じ。
よく否定はされるけど、まぁ慣れたものだ。
幼稚園も小学校も中学も一緒だったあたし達は、高校も同じ。
「奏太オッチャンは今日の入学式来るの?」
「来るはずない。ママが来る。 天歌ん家は?」
「お祖母ちゃんがくるよ。パパもママも仕事だもん……」
あたしの両親は忙しい。
だから行事ごととかは母方のお祖母ちゃんがよく来てくれる。
卒業式は休みとってくれたんだけどね…。