LOVE★sick
いつまでたってもハイテンションムードを漂わせるあたしに、優姫は呆れてる。
先輩と田渕部長は他の話を始めた。
一人変なテンションなのは嫌だけど、これだけは抑えきれない。
「ほら天歌、昼休み終わる」
「へっ…」
いつの間にそんな時間!?
「じゃ、先輩。教室に戻ります!!」
田渕部長との話を止めずに、軽く手をあげた先輩。
話ながらでもあたしの声を聴いてくれてる証拠だよ。
「ほら早く」
「待って…」
優姫に急かされなかったら、もっとゆっくりしたかったのにな〜…。
でもまぁ、今日の所はいいか。