LOVE★sick
午後の授業も終わり、部活に行く優姫と別れてあたしは校門まで走ってた。
そういや最後に部活行ったのいつだっけとか思いつつも、走るスピードは段々上がってる。
と言っても、そこまで速くはないが……。
なぜ走ってるかは、目の前には、大好きな人の姿がいるからで。
「先ぱぁ〜〜い!!」
あたしは先輩の所まで全力疾走!!
「先輩っ!!」
「…天歌じゃん。どうした?」
「一緒に帰りましょう!!」
「いいけど、俺、繁華街の方だぜ。お前逆だろ」
「今日は遠回りでもいいんです。食材買いに行くんで」
「そっか」