LOVE★sick
――とある残暑の日。
あたしは朝一でコンビニにかけより、雑誌を買った。
「はぁっ…はぁっ…」
走ったせいで息がキツい。
でも、ようやく手に入れた。
この日をどれだけ待ったか。
「優姫っ!!」
教室に入って優姫を呼ぶと、優姫はあからさまに嫌そうな顔をした。
「優姫見て!!」
「朝っぱらからウルサイなぁ〜…」
「いいじゃん別に。それよりコレ!! コンビニで買ってきた!!」
「んあ? なにそれ」
「なにそれじゃない!!雑誌だよ!!」
「雑誌くらい見ればわかるわよ」
バカじゃないの、って感じであたしを見る優姫。