LOVE★sick
あれれぇ?
「優姫、興味津々だね。珍し〜」
「あたしだってね、あんたにいろいろ言われて、少しは気になるっつーの。ほら」
「へいへい…」
あたしは雑誌を包んでた透明なビニールを剥ぎ取って、ページをパラパラと捲った。
「天歌、捲るの早すぎ」
「先輩以外にはきょーみない」
「いいから落ち着け」
――ゴツッ
「いったぁ〜い」
下敷きの角で頭を叩かれた。
「もうっ!!何すんのさ!!」
「あんたバカ?早すぎて先輩飛ばしたよ」
「えっ嘘っ!?」
どこどこっ!?