LOVE★sick
―――――……
「疲れたぁ〜…」
あたしの出番は終わった。
昼からは先輩と一緒に回る予定。
でもその前にメイク落とさなきゃ。
制服にも着替えなきゃね。
「あ、優姫!!」
あたしと入れ替わりの優姫が衣装に着替えてやって来た。
「あんな何メイクしてんの?」
「天歌貞子だよ。明るい所で見たらイケてるでしょ」
「はぁ〜…。天歌らしい」
「優姫もしなよ」
「ヤダ」
「あ、はい…」
あたしってどうも優姫に逆らえないんだよね。
幼馴染みなのに。