LOVE★sick
もちろん優姫と、その時にはすでに幼馴染みだった。
『コラ、天歌。俺はオッチャンじゃないぞ』
『かなたオッチャンは、オッチャンだもん!!』
『天歌ぁ〜』
『それより、ゆーきは?』
『無視かよ……』
自分でいうのもなんだけど、あたしは周りに愛されて育った。
いつも周りにはみんながいた。
温かく包まれていたと思うの。
『琉莉、受付に』
『あ、うん』
ママは姫ちゃんを連れて受付に行き、奏太オッチャンも優姫やおばさんの所に戻っていった。
残ったあたしとパパは、桜の木の下に立っていた。