LOVE★sick
『時には周りから否定される事もあるかもしれないけど、そんなの気にしなくていいから、』
『…………』
『いつか天歌の夢をわかってくれる人が現れるはずだから、』
『…………』
『だから、天歌は天歌らしく、夢を追いかけて……――』
桜の舞う花びらに包まれながら、どうしてもパパの言葉が記憶に残った。
まだ幼かったあたしには理解し難い内容だったけど、パパの雰囲気で悟っていた。
自分の夢を貪欲に追いかける事、それは今でも変わらない。
『天歌が周りの人達を幸せにしてあげような』
『うんっ!!』