LOVE★sick



こうなったら、先輩に直接聞くしかない。



先輩が答えてくれるか保障はないけど、答えてくれるって信じてる。



はぁ〜…。



本当に、本当なのかなぁ〜…。




―――――……




次の日、あたしは昼休みになると駆け足で先輩の教室へ向かった。



授業にあんまり出てないらしいけど、学校にはちゃんと来ている先輩。



毎日恒例のお弁当を持って、階段をかけ上がり、教室のドアを開く。



先輩の席はずっと同じままで、窓側の後ろ。



田渕部長は、今日はいないっぽい。



先輩の机まで向かうのに、殺気染みた視線は依然としてあるけど。




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