LOVE★sick
うっとりしながら、イルミネーションを眺める。
「今日会った人って、先輩が言ってた悪友って人ですか?」
「ん〜…まぁ。悪友の一人だな」
「その悪友さん達と、去年はクリスマス過ごしたんですよね?」
「族の奴等はクリスマス暴走とかあるし、それ以外の何にもねぇ奴等だけとな」
「んー?」
「つまり、俺みたいにどこにも属してない奴等だけで、集まったって事」
「女の人も?」
「まぁ、女も」
――なんかヤダ。
そりゃ先輩と出会うのが遅かったかもしれないけど、それでもね。
あたしも一緒に過ごしたかったな。
ヤキモチ……なのかな?