LOVE★sick
ご飯を食べ始めたら、姫ちゃんは大人しくなった。
というよりはむしろ、ママがまた先輩を質問攻めするから、姫ちゃんもあたしも何も言えなかったんだけど。
先輩、ごめんなさい!!
ママを止められるのは、パパしかいないんで……。
ご飯を食べ終わったら、あたしは先輩を連れて部屋に戻った。
姫ちゃんに邪魔されないように、鍵もつけた。
そして、姫ちゃんが自分の部屋に入ったのを見計らって、先輩と部屋を出た。
先輩はこのまま帰るんだ。
「今日は騒がせてすいません……」
「いいよ、気にすんなって」
「でも……」