LOVE★sick
この二人と、Mr.Kはまだまだいろんな事が起こりそうだけど。
「ひ、姫ちゃん…」
「何よ、」
「話さなくていいの?」
「…恥ずかしくてできないわよ……」
そっぽを向いた姫ちゃん。
シャイな奴だなぁ〜。
「まずは話さないとダメでしょ」
「ちょっ…――」
「先輩っ、優姫達待たせてるんで戻りましょ。あと、姫ちゃんは唄宇に話があるから残るんで」
あたしは先輩の腕を掴むと、唄宇達に別れを告げた。
「あからさまだろ」
「姫ちゃんにはそのくらいがいいんですよ」
姫ちゃんって奥手だからね。