LOVE★sick



先輩の教室を出て、走って自分の教室に駆け込んだ。



「うっさいなぁ…。何?」

「明日も先輩のとこ行く!!」

「あっそ。勝手にすれば」

「うん、勝手にする!! あっ…、もうお弁当食べたの!?」

「あんた遅すぎなの。さっさと食べな」

「むぅ〜…」



お腹空いてるから食べるけど。

待っててくれてもいいじゃないか!!


「明日は待っててね」

「さぁ、どうかな」





それから毎日のように、お昼は購買によって、先輩の所に行った。


優姫はあたしを待たずにお弁当食べてたけど。


毎日先輩を見れて、それが嬉しくて……。



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