LOVE★sick
「オタクなのに?」
「――オタクかどうかは関係ないだろ」
「関係あるんです!!」
もし唄宇が優姫に本気になったら?
それは修羅場な三角関係でしょ!!
「音弥君、天歌ちゃんって大丈夫なの」
「気にすんな。いつもの事だ」
両隣で失礼な事が聞こえるけど、気にしないもん。
『こうして白雪姫は幸せに暮らすのでした――』
劇が終わって体育館内が明るくなる。
「珍しい優姫が見れてよかったなぁ〜」
漫研部も劇も頑張った優姫には、今度ケーキでも奢ってやろう。
お疲れ、優姫!!