愛しくて 苦しくて
「うああああああああああああ」




目から、流れる、透明の水。




唯の水じゃない。




沢山の感情が集まった水。




「ああああ、なんでだよ」




涙が止まらなかった。




俺は、ずっと、ずっと、そこで泣いていた。




窓の外を見たら、江口と鈴木が手をつないで帰るところを見た。




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