愛しくて 苦しくて

江口 麻衣ver

「江口さん」




「は、はい」




私の名前を呼んだのは、同じクラスの男子栗岩稜平くんだった。




「そんなに、緊張しなくても…」




栗岩くんは私を見て、飽きれてる。




正直私は、緊張してるんじゃない。




唯、男の人が苦手なのだ。




特に理由は無いのだけど…。
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