愛しくて 苦しくて
…江口だといいな。




俺は1人妄想をしていた。




「それが、1年生の女の子可愛かったなよなー」




「嗚呼、江口麻衣って言うんだって、俺仲良くなった」




3年生の声は、もう俺の耳には届いていなかった。




1人妄想していたせいだ。




この時にしっかり聞いて居れば、良かった。




結局俺は、寝る直前まで江口の事を考えていた。




< 55 / 267 >

この作品をシェア

pagetop