愛しくて 苦しくて
「まーちゃん、次体育だよ、サッカー!!」




嬉し、明るい声で佳ちゃんが言った。




私は体育が苦手だ。




嫌いなわけじゃない…。




「まーちゃん運動駄目だもんね…気分晴れてないよ?」




図星…。




図星突かれるとすごく恥ずかしい。




「…う、うん」




「大丈夫、私と一緒にやろう」




佳ちゃんは私の腕を掴み校庭へとひっぱって行く。




あぁ、どうして私って運動駄目なんだろう。
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