僕の声は透明インクで出来ている。
不幸な君
 

いつも僕に

愚痴ばかり言う君。



「幸せがほしい」って

呟く声が

僕の耳にタコをつくってる。





僕の声を聞いてよ。


君を幸せにしたい

僕の声が、

どうして君にだけ届かないの。




人の声を聞かない君は、

いつまでたっても

不幸なまんまだ。

 
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