ふたりぼっちの家
それから、お母さんとお父さんはしょっちゅう喧嘩をするようになって、私が小学校にあがり中学校に上がる頃にはすでに夫婦と言えるような仲じゃなくなってた。
夜には食器が飛び交って、割れた。
朝になると、リビングは嵐の後のようだった。
私とひな兄は両親を頼らなくなり、ひな兄は高校に通いながらバイトで私を養いながら生活していた。でも、唯一の頼りでもあったひな兄は数年たったある日、上京していった。
夜には食器が飛び交って、割れた。
朝になると、リビングは嵐の後のようだった。
私とひな兄は両親を頼らなくなり、ひな兄は高校に通いながらバイトで私を養いながら生活していた。でも、唯一の頼りでもあったひな兄は数年たったある日、上京していった。