紅兎
キュイン
キュキュキュキュキュイ~ン


( ̄∀ ̄)

憎たらしい笑顔の魔女に、パチンコ台は大サービスを続けていた。

「あの…一箱頂けますでしょうか…」

タバコを吸うくらいしかやる事の無くなったシンに、魔女が微笑みかける。

「いつもの条件でね」

「……………はい」

いつもの条件とは、一箱につき一時間、美華の奴隷になるというものだ。シンは生活費の事を考えずにお金を使ってしまうので、何としてでも少しは取り返す為にやむを得ない条件なのだ。




そして約二時間経った頃、2人が店から出てきた。

「…で、少しは足しになった?」

「なんとか食費分は…」

「じゃ、早速奴隷の時間ね…今日はあれでいっか」
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