百万回のI love you




電車を降りて駅のホーム。


見覚えのある男の子が立っていた。


あたしは迷わずその子の元へと向かった。


「おまたせ!」



「お、じゃ、いこっか」



ついにお祭り当日がやってきてしまった。


でも、ちょっとやっぱりウキウキした。



翔太は背が高いから、148センチのあたしは上を見ながら喋らなければいけない。



身長差、約20センチ。


翔太が高いというよりも、あたしがちっちゃいんだ。



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