狼彼氏とお嬢様♡
『支葵!?』
ベットに引きずり込まれた私。
『起きてたの?』
私の問いかけに支葵は少し重そうに瞼を開け…
「起きた。
つーか、あんまり顔みないでくれる?」
『なっ…!
み、見てないもん!』
「ふーん?」
支葵はグルッと体を反転させた。
『ぁれ…?』
……状況理解に、少しだけ時間がかかった。
なぜ、…なぜ?
何故私はベットに寝転んでいて、目の前には支葵の顔が…??
押し倒されたぁぁぁ!?
『な、何よ!?』
「見てないとか、ウソだろ?
だから、お仕置きしてやろーと思って。」
…激しく嫌な予感が……
『が、学校もあるし!
仕度しなきゃ!!』
なんて言い逃れも虚しく……