狼彼氏とお嬢様♡
「てゆーか…さ。」
急にトーンを落として莉緒は話し出した。
それから、歩みを進めると真衣の正面へ立った。
「何、どーしたの。」
真衣は少し苦笑した。
…莉緒が何をこれから言うのか分かってるような苦笑の仕方。
に見えたのは私だけかもしれない。
莉緒は生唾を飲むとゆっくり口を開いた。
「真衣って…
婁唯くんのこと好きなの?」
え。
「いや?別に。」
え。
「そっかぁ♪ならいいの!
よかったぁぁ♪」