狼彼氏とお嬢様♡
待って?
速攻話は終わったようだけど…
真衣のどこが婁唯に好意を持っているように見えたのだろうか…?
てゆーか、唐突に聞きすぎだし!
真衣も!
あっさり答えすぎだよ!
すごいな…
ズバッと聞けるところか…
肝が据わってると思う。
私は、ふとあることに気付く。
「芽衣…?」
「………」
唯一座ったままの芽衣が下を向いたまま喋らない。
「芽衣!?」
荒々しく芽衣の肩をつかむと前後に揺らした。
芽衣の目は閉ざされていて。
私と芽衣を見て、莉緒と真衣は急いで駆け寄ってきた。
軽く頬をたたき、何度も名前を呼ぶ。
すると以外にもあっさり芽衣の瞼は持ち上がり…。
「ん~・・・・・・?」
両腕を上にグッと挙げ、伸びをして。
「ふわぁぁ~・・・・・・・」
大きな大きな欠伸をしましたとさ。