狼彼氏とお嬢様♡
「朝飯、穂乃歌が作ったの?」
『そー♪
初めてだよね??
いつもは皆が作ってくれてたし♪』
そう!
私は支葵が起きる2時間も前に起きてなれない手付きで朝ごはんを作ったのですッ!
だから…味に保証はないけど…
料理といえば…
そうだなぁ…
バレンタインのカップケーキなら作ったなぁー…
それ以来、初めての手料理ッ…!
「これからは俺が朝早く起きる必要ねぇな。」
なんて、笑いながら言う支葵はホント嬉しそう。
朝…苦手そうだもんね…。
支葵は食卓につくと箸を手に持ち、まずはお味噌汁を啜った。
朝ご飯の定番よね?お味噌汁ッ!
『…美味しい……?』
不安げに支葵に尋ねる。
支葵は私の目を見てフッと笑った。
「うめぇ。
さすが俺の嫁さん。」
『本当ッ!?』
「ウソ言ってどーすんだよ。」
よかったぁ…
不味いなんて言われたらどうしようかと思った……。