ご主人様とわたしの関係♥
バタバタとお風呂上がりに着るメイド服を持って浴場に急ぐ


タオルは浴場に最初から置かれてるらしく


使用人別に場所が決定しており、その部分をフロアとみな呼んでるそうな…


あ、脱衣所が細かく区切られてる…混雑防止かな…


大理石で作られたっぽい(いや、本当に大理石かもしれないけど)化粧台があって、その上に白と金具の部分が金のなんともお上品なドライヤーが置かれてある


鏡の下には何ともお上品な筆記体でSinoharaと書かれた白いプレートが金の金具で埋め込まれてる


「…脱いだ服は化粧台の下にあるこの籠に入れて、上がった時に着る服を隣にあるこの籠に入れる訳か…」


急いで服を脱いでネックレスも外し籠にしまう


ガラガラ…!


「うわあぁー!!」


お風呂場の体を洗う部分は脱衣所同様に区切られてた。これがフロアだろうな…


フロアはドアがあるわけでもなく隣が壁で区切られてるだけなので、そのフロアの人が使うんであろうシャンプーとかリンスやらがもう置かれてあるのが丸見えな訳で


シャンプーやらの銘柄が被ってるフロアも多々あったり、見た事もないシャンプーの銘柄を使ってるフロアも垣間見える


もちろん脱衣所スペース同様、鏡の下に筆記体で名字が書かれた上品な白いプレートが金の金具で埋め込まれてあってこのフロアが誰々って分かるようになってある


傍から見れば上品な洋風銭湯、みたいな感じ


シャワーとかも綺麗な白に金の金具、

共有の広い湯船も綺麗な白、

床というべきかタイルというべきかそれも綺麗な白…というか白い大理石?


まぁ、なんか白と金が基調にされた浴場って感じ…


あれ、これ白を基調にって感じの方がいいのかな…


「まぁいいか!」

さっさとお風呂入ってマスターの所行かなくちゃ…


もちろん、Sinoharaと書かれた私のフロアもあるんだけど、シャンプーから何までも私の所はまだ何もシャンプーとか置いてないから、ただ私のフロアがあるだけ、って感じ


あゆのお言葉に甘えてあゆの有名な超高級シャンプーなどをおずおずと借りて急いで浴場を後にした


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