オレンジ
「知早?」
あたしは、携帯を片手に部屋を飛び出した
「お母さん!」
「あら、どうしたの?そんなに慌てて」
「今日って、知早来てないよね?」
「そういえば、そうねぇ。確か、飯野さん2人とも出張だって…美乃梨!?」
「ごめん!知早のところ行ってくる!」
あたしは、家を飛び出して、知早のところへ急いだ
玄関の鍵は開いてて、ただ事じゃないと思い、知早の部屋へ急いだ
「知早!?」
部屋を開けると、倒れてる知早がいた
「知早?うわっ、凄い熱…もしかして、雨の中走って帰ったの!?」
「…っのり…」
見たことがないくらいぐったりしてる、知早…
「待ってて!今、水っ」
「…い…くなよ…離れんなっ…」
「えっ?」