オレンジ



「…なんだよ、笑真」


そこにいた親友を軽く睨む


すると笑真は、ニヤニヤしながら



「いや、お前ら注目されてるから」



と言った



そういわれて、はっとなって周りを見渡す


そうだ!ここ道の真ん中で近くにはファーストフード店とか…あるの忘れてた…


さらに、俺達をチラチラみている人もいて…


カッと体が熱くなるのを感じた


うわっ!恥ずかし…


きっと、今の俺は顔が真っ赤だろう



「まぁ、良かったじゃん!振られなくて」



そうニヤニヤしながら、俺に落とした携帯を渡してくる


そういえば…



「ずっと通話中だったってことは…」


「おう!ずっと聞いてたよ!あそこから」



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