オレンジ



そう言って、指を差した先には、ファーストフード店の窓から笑顔で手を振る笑真の彼女がいた


遥希を見れば、今の状況に気付いたのか、顔を真っ赤にしていた


もう1度笑真をみると、やっぱりニヤニヤしていて、ムカついた



「お前なぁ!「まぁまぁ、取り敢えず店入ろうぜ」



俺の言葉を遮って、呑気なことを言う笑真


そういえば、人をからかって、ニヤニヤしてる奴だったと思いだし、諦めた


まぁ、人の幸せを1番に願える奴だから、まぁ、良い奴だと思う…


そんなことを考えながら、遥希と一緒に、笑真のあとについて店に入った



そして、その店の中でも注目されたことをこれから一生忘れないだろう…



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