オレンジ



出来事って言っても、些細な出来事で


その日、俺は朝からいろいろあって学校に遅刻していた


授業中だから静かな廊下を1人で歩いていると


後ろからもうひとつ足音が聞こえてるのにきづいた


誰だろうと思いながら振り替えると、そこにはうつむき歩く由希音がいた


その姿は、どこか悲しげで


涙を拭うような仕草をしていて…


泣いてる?


そうきづいた時には、俺には気付かず保健室のほうへ歩いていってしまった


なんかあった?


なんて疑問に思いながら、自分の教室を目指した




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