オレンジ
それから、片付けも終わり解散することになった
朝と同じく俺らは4人で帰ることになった
でも、朝と違うのは疲れているからなのか気まずいからなのかわからないけれど妙に静かだった
「じゃあ、由希音から送ろうか」
「うん、…ありがとう」
それから会話が弾むわけでもなく、すぐに駅に着いてしまった
「…ありがとう、今日とても楽しかった、誘ってくれてありがとう」
そういってみんなの顔を見ながら言った由希音は、何だか寂しそうに笑った
「由希ちゃんこそ来てくれてありがとう!また遊ぼうね」
「うん!」
「じゃあまたね、バイバイ…」
手を振りながら由希音は車を降りていった
最後の"バイバイ"がもう二度と会えない…そんなさよならのように感じた