オレンジ
しょうがないじゃん!忘れてたんだもん
なんて言えるわけがなくて…
「今日中なのを忘れてまして…」
「何やってんだよ…ったく、さっさと終わらせろ」
そう呆れながら言ってあたしの前の席に座った
えっ?ここにいるの?
出ていかないの?
あたしは不思議に思い先生を見ていると
「何だよ。早く終わらせろって」
と何故か目線をそらし照れながら言った先生…
今のどこに照れる要素があったんだろう
てか、良いのかなぁ?
あたしはさっきから疑問に思っていることを聞くことにした
「先生、部活は?」
河部先生はサッカー部の顧問をしていた
「あー…大丈夫。俺が居なくても練習は出来るから」
「何それー?適当じゃん!」
あたしが笑って言うと
「適当じゃねぇぞ?前野、お前が残ってたから、¨しーかーたーがーなーく¨、残ってやってんだ」