オレンジ
今、俺の隣にいる那佳宮…
隣で笑ってるのを見るだけで幸せで…
「そういえば、いつから俺のこと好きなの?」
「え?…えっと…」
顔を赤くさせてる那佳宮を見て、いじめたくなった俺…
「いつから?」
絶対、答えさせる
「えと…きっと…あの日からです…あの日、先輩の笑顔見てから…」
そう言って笑った
駄目だ…聞かなかったらよかった
「え?先輩?」
「見んな。ばか」
「ば、ばか…って…」
今、絶対顔赤い
今、この瞬間が幸せで…
俺、お前のそばにずっといるから
「俺の隣で笑っててな?」
「はい。先輩こそわたしから離れないでください」
「ははっ!離れねぇよ…つか、離さないから」
「…はい」
今、俺おかしいや…
自分で言っておきながら、照れる俺…
これから先も幸せでありますように…
〈END〉