オレンジ
「なんで睨んむんだよ。花言葉なんて頭に無かったんだよ」
そっか花言葉があったな…
「…って、お前はいつ帰るんだよ。しかも、敬語じゃなくなってるし」
「今日はまだ帰らないよ」
そう言って、窓の外を見た美乃里
その横顔はやっぱりあいつに似てる…
「…帰らないってなんで?」
「さあ?何ででしょうね」
にかっと笑って、携帯をいじりだした
一応この学校、携帯持ってくるの禁止なんだけどなぁ…
しかも、さあ?って…まぁいいや
「なるべく早く帰れよ」
「はーい」
俺は、お前が帰るまで帰れないんだけどな…
そう思いながら美乃里を見ていると、俺の携帯が鳴った