BlooD〜バンパイアに恋した
~1年生の教室 昼休み~

ガラ…

生徒D「誰?あのイケメン?」

生徒E「さあ?」

翔「あのさ…夜神さん居るかな?生徒会会長の妹って聞いたんだけど…」

咲夜「あ、私ですけど…」

翔「赤い瞳…」

翔「え?」

翔「ちょっと来てくれるかな?」

咲夜「はい…?」

~屋上~

翔「ねえ…夜神さん?」

咲夜「なんですか?」

翔「俺の瞳を見て…何色に見える?」

咲夜「え?青い瞳…あれ?赤い瞳…に変わった?」

翔「俺は、夜神翔。君と同じバンパイアだ」

咲夜「バンパイア…?」

翔「あぁ。そうだ。人間の血を吸い続ける事によって
生きて行ける…人間とバンパイアのハーフだ。
もし、君が本当にバンパイアなら、妖気が使えるはずなんだけど…ちょっと見てて。」

翔は、手すりに止まっている
雀を見つめる。

翔「こうやって…殺したいって思うものに照準を合わせて強く思うんだ。
魔法みたいなもんかな。じゃあ、早速あの雀殺すから見てて…」

咲夜「すっ…雀が…」

翔「俺ぐらいのS級のバンパイアぐらいになれば、人間も今みたいに殺す事が出来る。
君はまだ、バンパイアの血が覚醒してないようだね。
もし、バンパイアの血を覚醒させたいなら、異性の血を吸うんだ」

咲夜「異性の血を…?」
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