信じてる―君と私の約束の言葉―
再会
あたしの好きな人。小学校の頃からたまに会ったり、でも話はしたことなくて…
あの人どこの高校行ったんだろ?あのひと今でもバスケしてるのかな?
会いたいな。
ピピピピッ!ピピピピッ!
ガバッと音をたてて布団が開かれた。
「夢か…」
そんなこと言いながら時計をみる…
7時か、ん?7時?7時…
「遅刻するよー!!!」
すぐに学校に行く準備をする。
今日は待ちに待ったS高の入学式。
新しい制服は新鮮で少し照れた。鏡の前でくるっと回って後ろもチェック。
「よしっ!」
軽快な足音をたてて階段を下りると、リビングに居たお母さんが少し怒ってたみたいだけど、今日はそんなこと聞きたくないからスグに家を出た。