闇の貴公子に偽りの愛を
「アディナ……君が助かればそれでいい。僕は助からなくてもいい。」
エドガーはそっと微笑む。
「エドガーそれじゃいけないのよ。あなたはこの国の国王になる人よ?」
アディナは自分の気持ちを伝えてしまいそうになった。
しかし自分が伝えなければ……
秘かな想いだけで終われば……
エドガーが助かる、そう確信したのだ。
何を根拠にそう思ったのか…
私達には知る由もないだろう。
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