闇の貴公子に偽りの愛を


「アヴィニー……綺麗だね。」


ロジェンスは人間なのね。


妖精が見えるのは魔力を持ってる人だけだもの。


「ありがとう。ロジェンスくん。」


アヴィニーは少し照れながらロジェンスに視線を移した。


「…シルヴィア……何かがくるわ。」


「ロジェンス、指輪を。」


ロジェンスはシルヴィアの左手の薬指に指輪をはめる。


「悪魔かしら……」













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