闇の貴公子に偽りの愛を


助ける方法など知らなかった。


だが、僕は魔王に心臓を差し出した。


差し出し、頼めば、彼女が助かると思ったからだ。


しかし、


そんな都合の良いようには行かないのが現実だ。


心臓は奪われ、願いなど聞いてはくれなかった。


















< 79 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop