Little World 〜幼なじみ〜
……え?なんか靴箱の前に人影がある…。
え、え、えー!まさかお化け?!
嘘でしょ〜!!無理無理!本当にそうだったら、置いてったアイツを恨む!
そろ〜り、ゆっく〜り1歩ずつ近付く。
神様、どうか人間でありますように…!
心臓バックバクなんだけど…!
「遅ぇーんだけど」
「きゃあああ!」
急に声が聞こえて驚いて逃げようとした。
でも、しっかり手を捕まれてる。
「やー!離して離して!!」
「バカ、俺だって!」
ん…?声?しかも聞いた事あるような…
振り向くと、そこには恨んでいる颯也がいた。
「ど…どうして!?先に帰ったハズじゃ…」
「…帰ってない。ずっとココで、誰かさんの事待ってたけど」