てん ―The pure story―




「よかったら、元気になったお祝いにぼく何か作ってあげる」




タカシが言った。




「えっ?てんちゃん何か出来んのぉ?もしかしてタ・コ・焼・きとか」




ベティママがからかった。




「違うよ、ここではタコ焼の機械ないからできない」




タカシは素直に答えた。




「これ、ぼくいじれると思う」





カウンターに入って、タカシはシェーカーを掴んだ。
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