てん ―The pure story―
てんちゃんの正体1



しのぶがはしゃいでいた。酒もすすんでいた。




「あいつ、とうとうクビになったのよ。クービッ。きゃはははざまぁみろ!」




「ご機嫌ねぇしのぶちゃん。あなたをそんな幸せにするほど、何嬉しいことがあったの」




ママが水割りに氷を入れながら相槌を打った。



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