アネモネの花束を君に
みんなに言われたのが傷ついたようでまた隅で凹んでる…

正直ここまでくると、若干ウザイ……


「さくちゃん、この人誰?」


静かになったのときに、れーくんが私に聞いてきた。
うん。やっぱり気になるよね……


「うーん……お父さん?」
首を捻りながら私は言った。

あれれ……
だんだんれーくんの顔が赤くなってきた。
風邪引いたのかな……??






――――クラ

……は!!


「れーくん!!」
れーくんを心配そうに呼んでる。


「さくちゃ…………」
何か言いたかったとはおもうけど、よく聞こえなかった。

「………っと」

八尋兄さんがれーくんをキャッチしてくれた。
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