アネモネの花束を君に
「でも、知ってる?アネモネも色によって花言葉がちがうんだよ。」

へえぇー凄い。

「白は『真実』でねー、紫はね『貴方を信じて待つ』で赤はね『君を愛す』なんだよ。」

「僕が大人になったら、貰ってくれる?」

れーくんは私に頬を真っ赤にしながら、そう言った。


「うん。」

私はれーくんのこと大好きだったからすぐに満面の笑みで頷いた。
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