アネモネの花束を君に

「さく、大丈夫なのか?」
真白は真剣な顔で私にいった。

「うん。大丈夫。」


私達はこの時父さん達が病室から出て行ったことに全く気付かなかった。

†∽†∽†∽†∽†∽†∽†∽†∽†


「ヒロ……あの話だが、どうする?」



――そう
この時既に運命の歯車が動き出してることに気付かなかった。
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