アネモネの花束を君に
〜2〜†桜Side†
―――バン
ハアハア
凄く息をあげたれーくんが帰って来た。
「さくちゃんお待たせ!!」
れーくんって一応…病人だよね……
「大丈夫?凄い息荒いけど……」
「あ…あのね、さくちゃん遅くなっちゃったけどお誕生日おめでとう!」
れーくんは満面の笑みで、私にプレゼントを渡した。
「わあ〜ありがとう。」
心を込められたプレゼントは家族達にしか、貰ったことが無かったため凄く嬉しかった。
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