アネモネの花束を君に
「綺麗な夕日だね。」

「うん。」
話しているうちに夕方になってしまっていた。


「そろそろ、戻らないとね……。」

「帰ろっか?」


どうしよう……
話せないよ…
れーくんがあんな嬉しそうに笑っているのにこんな話無理だよ……父様…

「………そうだね。」


私達は手を繋いで屋上をでた。
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