アネモネの花束を君に
「えっと…ね、今日は気分が悪いからさ、リチャード先生の授業休−「え?よく聞こえないなぁ〜。もっと大きな声で言ってくれない?」

「だーかーらー、体調悪いから。リチャード先生の授業や−」


オイ、聞いたのに私に喋らす気無いのか……ジュディ

肩を叩かれたので、隣を見てみるとキャシーがなにも言わず頷いた。その顔には無言だったけれど、無理だ諦めろ主張していた。

この流れで皆わかったと思うがジュディはリチャード先生の大ファンなのだ。
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