アネモネの花束を君に

「そろそろ晩御飯にしましょうか。」

紅野さんはそう言い、道場を出た今皆で家に向かっている。




空を見上げると
そこには
星が輝いていた。




こんなとき

れーくんがいる日本では

同じ星が見えるんだろうかとか

空は晴れているのだろうかとか



結局、考えているうちにすべてれーくんの事にたどり着く。



それは家が財閥で
しかも、病弱だった私は
パーティーには出れず、

あの頃の友達は

真白やれーくんなど
両手で足りるくらい少なさだっただと思う。
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